真昼のほたる

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DQ4ネタ短編小説2連発

まず、これ。PS版やる前の短編小説。
どっちもネタバレバリバリ。注意です。


勇者達の前に無残に転がるデスピサロの死体。
・・・勇者は涙が止まらない。

「・・・勇者?」

クリフトが気遣って声をかけるが、勇者の耳には届かない。
ただイムル(だっけ???)で見た夢を思い出し、涙を流していた。

『ロザリーーーーーーーー!!』

頭に響くピサロの声。
羽帽子を抱きしめ、シンシアの名を呼んだあの日を思い出す。

「・・・俺達は似た者同士だったのかもしれないな。」

勇者はその場に座り込み、変わり果てたピサロを愛しそうに見つめた。
勇者が正義、魔族が悪。
そんなことは人間が決めたことに過ぎなかった。
考え方が違う者同士が争い、たまたま自分達が勝った、ただそれだけのこと。

「ピサロ。」

そっとその名を呟く。
共に戦った仲間を呼ぶように。
愛しいシンシアを呼ぶように。

「・・・ふん。」

上から聞き覚えのある声が響き、勇者は顔を上げる。
ピサロの影がロザリーの影の肩を抱き、こちらを見下ろしていた。

「愛する者のいないその世界など、執着するに足らん。これから不幸なのはお前の方だ、勇者」
「・・・そうかもしれないな。」

勇者は微かに笑った。羽帽子を握り締めて・・・

「・・・なんてな。喜べ、神はシンシア達を復活させるそうだ。」

勇者は再び顔を上げた。ピサロも微かに笑っている。

「じゃあな。」

ピサロの影が薄くなってゆく。

「待て、ピサロ!お前には謝りたいことが山ほど・・・!」

勇者は立ち上がるが、ピサロの影は消えてしまった。

「・・・ピサロ・・・」

勇者は再び涙を流す。

「帰りましょう、勇者・・・みんなが待っています。」

クリフトが勇者の涙を拭う。

「ああ・・・」

勇者はピサロの亡骸に背を向け、歩き出した。
・・・何度も何度も振り返りながら。


で、PS版やった後の。ファミコンしかやってない場合、分からない内容です。


「馬車を降りろ!その馬車ごと俺達に渡すんだ!!」

 百人は下らないだろうか。数ばかりをぞろぞろと揃えた盗賊団がエティス(仮)達の馬車を取り囲んだ。

「・・・まあ。たいそうな歓迎ムードね」
「・・・ふう」

 マーニャがちらりと外を見て肩を竦める。その横でエティスはめんどくさそうに溜め息をついた。
 エティスが馬車の隅に目を送ると、怯えるロザリーをかばう格好で馬車の外を睨み付けるピサロの姿を見つけた。
 ルーラを使おうにもここは洞窟。一行は無視して突っ切ろうとしたが、盗賊団は一斉に馬車に乗り込もうとした。

「アリーナ!」
「ごめんねエティス、じっとしてるよりマシってことで」
「姫っ」

 いち早く察したアリーナが馬車を飛び降り、盗賊団の一人にキックを入れつつ着地した。こうなったアリーナはエティスもクリフトも、もはや誰も止められない。
 アリーナが出た後ろ側は盗賊団もひるんだが、人数が多いのをいいことに前からは盗賊が一人また一人隙を突いて乗り込んでくる。

「ちっ、しょーがねえな!」
「さっさと片づけて先を急ぎますぞ」

 エティスとライアンも馬車を飛び出す。

「マーニャ、袋は任せた!」
「言われなくても!このお宝の山!誰が渡すもんですか」

 マーニャは近づいてきた盗賊を呪文で焼き払いつつお宝の入った袋をいとおしそうに抱きしめた。
 ミネアがそんなマーニャに呆れた視線を送りながら馬車の中に乗り込んだ盗賊を呪文で切り裂いていく。

「・・・あの・・・」

 こんな混乱の中、消え入りそうな小さな声に気付いたのはピサロだけだった。
 ピサロは周りの盗賊を斬りつけながらも、声の主、ロザリーの顔を見た。

「どうした?ロザリー」

 ピサロに答えず、ロザリーはうつむいて震えていたが、急に何か決心がついたように立ち上がった。

「やめてくださいっ・・・・・・!」

 ロザリーは大声で叫んだ。その場の全員の動きが止まる。

「やめてください!」

 少し口調を強めて、ロザリーは馬車の外に出てまたそう言った。
 先ほどまでの喧燥が嘘のように、あたりは静寂に包まれた。
 誰もがこの神秘的なオーラを放つこのエルフを振り返った。
 ロザリーはみんなの視線を集めてしまったことを悟ると、恥ずかしそうにうつむきながら喋り始めた。

「あ、あの、ただ・・・人間の皆さんが魔物を殺していくのも見たくないのを我慢していたので・・・あの・・・人間同士が争うなんてもう・・・」
「ロザリー!」
「あっ」

 話している途中のロザリーをピサロが押え込むようにして馬車の中に戻した。盗賊達が何やらひそひそと話を始めているのを、ピサロは見逃さなかった。

「へぇ・・・一行様は大変なお宝をお持ちとお見受けしますね」

 盗賊団の中心人物と見られる男がニヤニヤしながらそう言った。ピサロはちっ、と舌打ちを鳴らす。
 盗賊のような人間にとって、ルビーの涙を流すロザリーは格好の獲物。どんな下っ端の盗賊であろうとロザリーを知らない者はないが・・・どうやら人間の手でロザリーが殺されたということは広まっていないらしい。
 下等な魔物であろうと自分を狙う人間であろうと、命あるものは全てできる限り守りたいというロザリーの慈悲深い心をピサロは少し忌々しく思った。

「だからどぉした?てめえらなんかに渡すもんなんて何一つ・・・!」

 エティスが言い終える前に盗賊達は一斉にロザリーに向かって集まり出した。

「あ・・・!いやあああああっ!!」
「ロザリー!!」

 エティスを始め全員がそれを何とか阻止しようとした、その瞬間。ピサロがロザリーを抱きかかえ、馬車の天井を突き破って飛び上がった。馬車の入るこの広い洞窟の天井にも届きそうな勢いの高いジャンプだった。

「!」

 一番高いところに届いた時ピサロが剣を抜いた。ロザリーもエティスもそれを見逃さなかった。

「ダメぇええええ!!!」

 押さえるロザリーの声を、ピサロは聞こうとしない。エティスは急いでピサロの元に急いでみずからも剣を抜いた。

―――キィン!!

 高く澄んだ音が洞窟中に響き、ピサロの剣は馬車の方へと真っ直ぐ飛んで行った。ピサロが突き破った場所を抜け、その先にいたクリフトは思わず身を竦めたが―――

「っと!危ないわね!」

 間一髪、アリーナがクリフトにかぶさるようにしてピサロの剣を白刃取りした。しばらくクリフトが感激に浸ったのは言うまでもない・・・

「みんな馬車に乗れ!盗賊は放り出せ!逃げるぞ!!」

 エティスはピサロとロザリーを馬車の中に放り投げて自分もすぐさま飛び乗った。食い下がる盗賊達に何度も蹴りを入れつつ、パトリシアに鞭を入れる。パトリシアは甲高い声でいななき、ものすごいスピードでその場を駆け出した。



「ゴメン、あたしだ」
「姫様は悪くありません!!このクリフト姫様の勇姿に・・・」
「貴様はどーしてそーやって姫様をつけあがらせるんじゃ、このアホーが!!」
「ちょっとブライつけあがるってどーゆー意味よ!!」
「まーいーよアリーナだからしょーがねー」

 いつものように騒ぎ立てるサントハイム3人衆だがエティスの一言ですぐさま黙った。まだ何か言いたそうにはしていたが・・・

「そーゆーアリーナを回収してさっさと逃げなかった俺だ」
「フン・・・あんなザコ共を相手に逃げるとはな」

 馬車の隅で目を閉じたままぼそっと、しかし鋭くピサロが言い放つ。
 ロザリーがうつむいて縮こまっていた。
 エティスはギロリとピサロを睨む。

「ロザリーが嫌だっつってんだろ」

 エティスは静かに怒気を含めてゆっくりとピサロに諭すように言った。
 ピサロはギンと目を開けてエティスを睨み返す。

「こいつはお人好し過ぎるんだ。生きている価値のない者などいくらでもいるというのに」
「なんだとコラ・・・!そんじゃてめー「あ、あのっ」

 にらみ合う二人の間にロザリーがおろおろしながら入る。

「私は大丈夫ですから・・・エティスさん、どうか怒ら「あんなザコ共から逃げるんならまだいいよ!!」

 エティスの怒りは収まらないようだ。ロザリーは肩を縮めてそこを退いた。そんなロザリーの肩をマーニャがそっと包む。

「ああなると止まらないの。言うだけ言わせてあげて」
「あ・・・はい・・・」
「てめーは何から逃げた!!!」

 マーニャとロザリーの言葉など全く耳に届いていない様子でエティスは声を荒げる。

「・・・逃げただと?」

 普段はなかなか物事に動じないピサロだが、この言葉にはピクリと反応してエティスを更に鋭く睨みつけた。

「ああ逃げたね!!」
「ふざけるな!この俺が一体何から逃げる必要があるんだ!」

 ついにピサロも立ち上がってエティスとにらみ合う。
 おろおろとするロザリーの肩をマーニャは優しく何度も撫でた。

「ロザリーだよ!!」
「!」
「!」

 エティスの言葉に、ピサロとロザリーだけでなくその場の全員が驚いた。
 エティスは馬車を覆う布を叩いて破ってしまって舌打ちをした。そして床を叩いて壊してしまってまた舌打ちをした。

「ちょ、ちょっとエティス!?」

 エティスはアリーナの言葉にも全く反応を示さず、いろいろ壊して最終的にピサロの胸座をつかんで落ち着いた。

「ロザリーはてめーが守んなきゃいけないモンだよなぁ」
「・・・・・・」

 ピサロは黙っていたが、その表情は全くの無表情だった。返す言葉もないというような沈黙ではない。

「なのに!なのにてめーはあんなチンケな塔に監禁してピサロナイトみてーなザコ1匹置いてそれで守ったつもりになって!それで案の定守れなかったくせに全部人間のせいだとか言って憎しみばっかり増やしやがって!!世界樹の花も探しもしねーであんなおもちゃで訳わかんねー化けモンに成り下がりやがって!!バカじゃねえの!?クソ弱虫野郎!!!」

 エティスはロザリーの塔で、イムルで夢を見た次の朝、変わり果てたピサロを目の当たりにした時、世界樹の花を探している時、ロザリーが生き返った時、悶々と考えていた思いを一気にピサロに浴びせた。

「・・・・・・・・・・・・」

 ピサロは今度は明らかに動揺の色を隠せなかった。

「分かったか!!てめーはいっつもいっつもえらそーになんだかんだとほざいてるけど最低な弱虫なんだよ!このボケ弱虫、カス弱虫、ゲス弱虫!!」
「あ、あの、エティスさん、もう・・・」
「なんでもっとロザリーのこと考えてやんねーんだ!!」

 ロザリーの言葉も聞かず、ピサロの胸座をつかんでがしがし揺らしながら・・・エティスは泣いていた。

「?」
「エティスさん・・・?」
「エティス・・・?」

 一同が不思議そうに震えるエティスを見る。

「シンシア・・・・・・・・・!」
「!」
「!」

 ピサロとロザリー以外の仲間ははっとした。

「俺は弱かった・・・!あの部屋の鍵も壊せなかった・・・!シンシアを止められなかった・・・!シンシアを・・・シンシアを守れなかった・・・・・・!!今はこんなに強くなったってのに・・・!!シンシアを守ることができない・・・・・・!!お前は強いくせに・・・!ロザリーを守れるくせに・・・!守れるくせにっ・・・・・・!!」
「フン、バカが・・・」
「!?」
 
 エティスの叫びを、ピサロは一蹴した。エティスは涙もそのままにピサロを睨み付ける。
 
「そんなに大事ならそいつを生き返せばいいだろう・・・ロザリーを生き返して何の情けだ?恩着せがましいにもほどがあるんだよ!」
「あんたが弱虫だから「うっせえマーニャ!黙ってろ!!ああ!俺は一人の人間としてでなく!世界を救う勇者様として!!てめーの大事なロザリーちゃんを生き返らせるしかなかったんだよ!!そりゃどんなにシンシアを生き返したかったか・・・!!!でもな!俺は勇者だったんだよ、ムカつくことになぁ!!」
「それはそれは・・・ご立派な勇者様であらせられますね。悪の化身がこのとおり、人間と見間違うような一魔族だ。ご立派、ご立派」
「ざけんなよこの弱虫野郎!!!!!」

 エティスが力の限りにピサロをぶん殴る。ピサロは馬車の外へと放り出されてしまった。エティスもすぐさま馬車から降りた。

「ピサロ様!」

 乗り出すロザリーをやはりマーニャが止める。既にエティスとピサロは何度も殴り合っていた。

「やめてええええぇぇぇぇ!!」

 あたりの空間を切り裂いてしまいそうなほどの悲痛な叫び声が二人を止める。彼らの視線は、すぐさま声の主へ向けられた。大粒のルビーの涙をポロポロと流す、ロザリーへ。
 エティスとピサロは拳に込めた力を緩めるしかなかった。一瞬顔を見合わせてしまったが、二人とも素早く顔を背けてばつが悪そうに何もないところをちらちらと見始めた。
 細い眉を歪め、唇を噛み締めて涙を流すロザリーを、マーニャを始め皆が馬車を出て気遣う。

「エティス殿―――やり過ぎです」
「―――・・・わかってる!」

 ライアンがエティスの肩に手をかけ静かにそう言った。エティスは決してライアンにも、仲間にも目を合わせようとはせず馬車に戻った。

「エティスぅ!」

 真っ先にアリーナがエティスに続く。もちろん、アリーナにはクリフトとブライが続いた。ライアンも難しそうな顔をして馬車に戻る。

「ね、エティス・・・」

 表情が見えないように馬車の覆いに向かってあぐらをかくエティスに、アリーナがそっと声をかける。エティスの反応はなかったが、アリーナは続けた。

「そんなにいつも、"勇者"じゃなくていいじゃん・・・」

 エティスは少しだけアリーナの方を振り返る。エティスのただならぬ雰囲気に、アリーナは遠慮がちに続けた。

「エティスはエティス。それで、いいじゃん・・・」

 言葉は足りなかったかもしれないが、"勇者"という運命を背負って生まれたエティスを自由にしてあげたい―――そんなアリーナの想いは充分エティスに伝わったようだった。エティスは振り返って少しだけ微笑んだ。

「勇者、たまにはあたしが代わったげるからさ、ね」
「うむ・・・!拙者にもお手伝いできそうですかな」
「なんと姫様が勇者とは!このブライまだまだ死ねませんな」
「あっ、僕も・・・いたっ」

 いつものように杖で小突かれて痛がっている者もいるにしろ、仲間の温かい気持ちにエティスは必死で涙をこらえた。

「うん・・・ありがとな、ライアン、アリーナ、クリフト、ブライ・・・!」

 結局こらえきれなかったので、エティスはまた馬車の覆いの方に顔を向けた。その時のエティスの涙と鼻水にまみれた晴れやかな笑顔を見た者はいない。

 エティス達がそんな会話をしていた頃、馬車の外でも少し展開があったようだ。
 しばらくはロザリーの啜り泣く声だけが洞窟の中を支配していた。口を開いたのは、ロザリーだった。

「私・・・」

 うつむいていたピサロが顔を上げる。マーニャとミネアも息を呑んだ。

「呪います、このルビーの涙・・・!このか弱い体・・・!誰かに守られなければ生きていくことすらできない、この・・・」
「ロザリー」

 マーニャとミネアに構わずピサロはロザリーを抱き寄せた。マーニャとミネアは同じように口を押さえてちらと見合わせる。あらー、とマーニャが小声で言った、かもしれない。

「すまなかった」
「・・・!」

 ルビーの涙がキラキラとピサロの黒いマントを伝っていく。

「ずっとそばにいて・・・お前を守るから・・・・・・」

 紅い紅いルビーがどんどんピサロの足元に落ちていたが、ロザリーは先ほどまでとは全く違う、晴れやかな笑顔を見せていた。

「嬉しいです・・・・・・ピサロ様・・・・・・!」

 マーニャが一歩踏み出したのはルビーを拾おうと思ったから、というのがミネアには手に取るようにわかったので、すぐさま手を引いて馬車へと引き上げた。

「やっぱ、ばれた・・・?」
「当たり前でしょっ」

 ミネアの言葉には相当トゲがあった。

 しばらくしてピサロとロザリーが何もなかったように馬車に戻ってきた。

「ね、ちゅーしたと思う?私した方に50G・・・」

 マーニャが小声でミネアに賭け事の相談を始めたがすぐさま顔面チョップが飛んできた。

「出発、していいか」

 エティスがいつもよりは少し不自然にピサロとロザリーに聞いた。二人は頷く。馬車は出口の方へ進路を取った。

「その・・・悪かったよ。・・・俺は俺で乗り越えてみせる」
「ああ・・・俺ももう、逃げない・・・」

 エティスとピサロがしっかりお互いに視線を合わせてそう言った。二人ともほんの少しだけ微笑んでいるような、誇らしげな表情をしていた。

「ふあ〜〜〜〜〜あぁ・・・」

 不意に馬車の隅から奇妙な声が聞こえて全員がそちらに顔を向ける。そこは荷物置き場だ。一同は不審そうに顔を見合わせたり首を傾げたりしている。
 ガシャン、という音が突然して一同はびくっと体を震わせた。ほとんどがいつでも戦闘体勢に入れるよう構えた。
 ぬうっ、と荷物置き場からイエティのような巨体が姿を現す。緊張状態がピークに達したが、それがなんであるか悟った時全員の緊張感が一気に緩められた。

「いやぁ・・・あれこれ品定めしてる間に寝ちゃったみたいです」

 そう・・・・・・トルネコだった。まだ寝ぼけ眼で頭をぽりぽりかいている。全員かたまっていたが、かろうじてマーニャが口を開いた。

「ちょっと、おっさん・・・!この騒ぎの中ずっと寝てたわけ?」
「騒ぎ?はて」
「てゆーか誰もトルネコがいないことに気付かなかったじゃん〜!!」

 アリーナのツッコミに全員が吹き出して笑い出した。ピサロも嘲笑といった感じで笑い、ロザリーも少し申し訳なさそうに笑っている。

「はて?いやぁ・・・はっはっは」

 どうしてみんなが笑っているのか分からないトルネコもとりあえず笑ってみた。

「なははははは・・・そーゆーオチか・・・」

 そーゆーオチだった。

完。


しかも長いし。PS版ピサロがあんまり情けないので。
ピサロは最初の小説の終わり方でいいのに、っていう。
人間を憎んでバケモノと化したピサロ様は勇者ご一行が楽にして差し上げました…
めでたし、めでたし。…でね。
やっぱり切ないね、DQ4。

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